嘉村由美がデスクに向かって何やらしている。書類を作っているようであった。
一段落着いたのか、髪をかき上げながら、椅子をデスクから九十度回す。背もたれに身体を預け、うーんと背伸びをした。
白衣がはだけ、豊かな裸身が飛び出した。反り返った上半身で乳房がさらに強調され、プリンのように揺れている。ダイナミックな太ももはガーターストッキングに包まれ、その光沢が煽情感を煽った。股間の茂みがさらに拍車をかける。
白衣とストッキングだけを身につけ、椅子に身体を投げ出す保健医はとてつもなく色っぽかった。この場に男がいたら、その第一声は年齢を問わず、「お願いします。」だろう。
コンコンとドアがノックされた。
「どうぞ」
裸身を隠そうともせず、返事をする。
「失礼します。」
入室した、光を放つような美貌に由美は微笑んだ。
「迷ったのかしら?転校生の九条ともえ君。」
「いえ、先生達に挨拶回りです。」
あるかなしかの微笑で、ともえが答える。
「今日の彼はどうでした?」
「駄目ね。5、6回はシテあげないといけないわ。今年は多いわ、こーゆーのが。
親の教育が悪いのね。」
「生活洋式や意識背景は絶えず変化していますから。このいいかげんな日本で人として生活してきた以上、しょうがない事かもしれません。」
保健室で向かい合う美少年と全裸に近い半裸の保健医、キャストとシチュエーションは最高であった。が、その会話は最低に近い。
「で、貴方の”運命の人”には会ったの?」
由美が話を変えると、ともえの薄い微笑に朱が走った。
「はい、確認はしました。」
「確認って・・・声位かけたんでしょ?」
「いえ。でも、いいんです。その姿を見れるだけで僕は満足ですから。」
片思いを正当化する女の子のような事を言うともえは、口に手を当てている。はにかんでいるのだ。
「はいはい、ごちそーさま。」
由美が呆れ顔で手をパタパタさせる。
「そうそう、東進海産の社長が殺られましたね。」
ともえが話題を変えた。顔にはいつもの微笑だ。
「そうみたいね。あの社長を殺されるなんて、自衛隊でも使ったのかしら?」
「個人ですよ。」
ともえの言葉に否定され、由美は東進海産社長を思い起こした。実際に会ったことはないが、神奈川県の中流階級のトップとして有名だ。常にかなりのレベルな部下に置き、自身の力も定評がある。上流入りも近いと噂されている猛者だ。
「部下四名と共にバラバラに分解されていたそうです。処理班が傷の状態から個人の犯行と結論しました。」
「一人で五人まとめてね・・・。それって人間の仕業?」
「どうでしょうか?”中央”では敬意を払って”ヘル・ハウンド”と読んでいますが。」
「地獄の猟犬か・・・いいわね。」
由美の声が何故か弾んでいた。受けるともえは微笑みながら呆れている。
その仕種を見る保健医の眼が潤んでいる。欲情しているようだ。
「ここの所、調達班がやれているのもその猟犬の仕業かしら。」
くるくると指で髪を巻きながら、ともえを見やる。妖艶さ、ここに極まれりの風情がある。対するともえは何も感じないのか、淡々と言葉をつなげた。
「やり口からそれも違う個人のようです。もっとも調達班は命令違反が多すぎて処分が決まっていたので丁度よかったそうです。規律の中こそ自由の喜びがあるというのが解らない馬鹿者の末路ですね。」
教育者の様な台詞を腕を組みながら言うともえに椅子から立ち上がった由美が寄り添った。後ろから手を回し、ともえの首筋に息を吹きかける。
「どうしました?」
「あなた、とっても綺麗だわ。それに強いわ・・・。匂いで解るの、あなたの力が・・・。ねぇ・・して・・・」
「はぁ・・・。」
困惑顔のともえに由美がのしかかった。床に転がり、ともえに馬乗りになる。白衣の脱ぎだしたのその眼は肉欲に濡れ光っていた。
「仕方ないですね。たまには共食いもいいでしょう。」
物騒な台詞を吐いて、ともえは保健医の悩ましい腰に手を這わせた。

「あ、ありがとうございました。」
小鼻の脇を通り、唇の端を経由して顎へ滴る熱い粘塊をそのままに、岬沙耶は客にお辞儀をした。鼻の頭に付着した塊が糸を引いて垂れ落ちる。
「毎度あり。またのご来店をお待ちしていまーす。」
放心した顔の生徒から千円札を五枚受け取り、ピラピラと振りながら畠山敏生はいかつい顔に似合わない営業スマイルを返した。
「次ッ。」
短く客が出ていったドアの外に向かって言うと、別の生徒が入ってきた。
「い、いらっしゃいませ。つまらない授業で溜まったお客様のストレスを沙耶の口で吸い取らせて頂きます。どうぞ、お楽しみ下さいませ。」
客の前でひざ立ちになり前口上が終わると、沙耶は生徒の股間に手を伸ばした。
ジッパーを下ろし、中の男根を取り出す。それは、悲しい程に萎縮していた。
「初めてですか?」
縮こまったモノを弄いながら沙耶が訊くと、「ハ、ハイ」とどもった返事が降ってきた。
「初めてのお客様にはうんとサービスしちゃいますわ。」
思い切りしなをつくる。畠山が監視している為、勃たないからお終い、というわけにはいかなかった。
艶っぽい声が効いたのか、萎れた男根に血液が急速に集まってきた。
沙耶は、自分の手の中でムクムクと育って行く肉棒の熱さにうっとりとした声を上げた。
「ああ、お客様のとっても熱いですわ。それにとっても硬い。沙耶、うっとりしちゃいます。」
ほお擦りするかのように、根元から舐め上げると上の方から「うっ」
と呻く声がした。
ジュパッと空気の抜ける音とたっぷりに唾液の筋を引きながら男根から沙耶の口が離れた。
ピクンピクンと痙攣する男根の鈴口を舌先でチロチロと刺激する。
「うあッ!!」
生徒がのけぞると同時にに、熱い精汁が発射された。跳ね上がった肉棒から迸る白い濁流は沙耶の口でなく顔面にぶち当たった。男根が痙攣する度に大量の精液が放出される。
男根の痙攣が弱くなり、打ち止めになった頃には沙耶の顔は黄色かかったザーメンで覆われていた。
凄まじい粘度を誇るそれは、流れずに沙耶の顔面に停滞し、ブルブルとゆれている。しかし、引力には勝てず、ゆっくりねっとりとしながら下方へ移動をしていた。
「たっぷり出たな。ホラッ先生、ゴックンしてやんな。」
精液を顔に溜め、惚けている沙耶に畠山が指定を出した。
沙耶が口を開けると、端から精液が入り込んできた。
人差し指で頬を一撫ですると、指に驚くほど大量の精液が絡み付いた。
それを口に運ぶ。
「んん・・・おいしいです。お客様の・・とっても濃いですわ。」
人差し指を、ペニスをしゃぶるようにチュパチュパと舐る。
「先生・・・。」
生徒がかすれた声で呟き、沙耶の頭に手を伸ばした。股間の欲棒は前以上の猛りを見せている。
「おっと、一回一発だ。ルールは守らねえとな。」
畠山の声に、生徒の手がビクリとすくみ沙耶から身体ごと離れた。その間にも、沙耶は指ごと精液を舐めしゃぶっている。
「はい、五千円・・・・毎度。次は一本抜いてから来な。そうすりゃもっとたのしめるぜ。」
そう客の肩をたたいて、ドアへ押しやる。ドアから押し出すと「次っ」
と声をかける。別の生徒が入って来た。
 使われていない部室のドアを開け入って来た二人の生徒に畠山が声をかける。
「今日はもぅ、終いか?」
整理役の佐藤と見張り役の三品がうなずく。
「ああ、閉店さ。」
「今日は何人入った?」
「ん、ちょっとまってな・・・・ええと、十一万五千だから・・・二十三人だな。」
「ああん?二十三人も入って十一万かよ?やっぱ一回一万にした方がいいぜ。」
佐藤が不満の声を上げる。
「いいんだよ。高過ぎると後が続かねぇんだ。五千円がちょうどいい、値段なのよ。」
畠山の説明に、まだ不満気な佐藤であったが文句は言わなかった。リーダーには刃向かわない方が良いと思っているのだろう。
「じゃぁ、閉店後のお楽しみと行きますか。」
下卑た笑いを顔にこびりつかせ三品が部室の中央に目を向けた。他の二人もそれにならう。
三人の視線の先には、二十三人分のサーメンでドロドロになった女教師がいた。
岬沙耶。26歳。蘭靖学園高等部C-1-2の担任教師であった。
長い黒髪に、震える睫毛に、額に、鼻筋に、上気した頬に、ぽかんとあけた口にねっとりとした精液を滴らせている。まるで沙耶自身の顔が精液に溶け落ちているように見える。顎からボトリと塊が落ち、床に山を作る。すでにおびただしい量の精液がリノリウム張りの床に飛び散っていた。
上下ともスーツは脱がず、しかし、ブラウスは脱がされているため、胸元から見える豊かな乳肉とブラジャーにも精汁がかかっていた。ある意味、全裸よりもいやらしい。
レイプして写真を撮り、それをネタに服従させる。その後は、客を取らせようが、犯りまくろうが自由だった。
AVビデオ並みの陳腐な筋書きが上手くいった。高等部の教師で1番の美貌が犯せば犯すほどに際立っていくことに三人は驚喜した。身体の反応も申し分なく、すぐに様々なテクを覚えた。連日の口腔接待とレイプに隠れていた淫乱が目を覚ましたようであった。
沙耶自身も放課後に生徒達に口で奉仕する事が日常に組み込まれつつある事を認識していた。
舌なめずりをして沙耶に寄ろうとした時、ドアが控え目にノックされた。
三人が目配せをして、だんまりを決め込んでいるともう一度ノックされた。
「誰でぇ。」
畠山がわざと声を荒げてドアを開ける。身体で中が見えないようにブロックするのも忘れない。
「あ、あの・・・」
畠山の気勢に廊下であとずさったのは、生徒会会長の河部紀之であった。
気弱そうな瞳が眼鏡越しに畠山を見る。
「遅かったじゃねえか、会長さん。」
「き、今日は役員会があって・・・」
ボソボソと言う紀之を親愛の情を込めて畠山が部室に招き入れた。
「先生、常連さんが来てくれたぞ。」
畠山の言葉に沙耶が、異臭ふんぷんたる顔を上げた。どろりと白い塊が溶け落ちる。
「うわ、こりゃスゲえな。・・・・そうだな、今日は常連様に特別サービスといくか。先生、そのでかいオッパイでパイズリしてやるんだ。」
沙耶は無言でスーツを脱ぎ始めた。本日の奉仕で理性と顎は疲弊しきっていた。ブラジャーを外すとのろのろと立ち上がり紀之の元へ向かう。
精液が揺れながら乳房の曲線を伝った。
「先生・・・・」
精の残滓が残る繊細な指が己の男根を取り出すのを見つめる紀之。最初、不良グループに呼び止められここに連れ込まれた時、何をされるかと身構えたが、待っていたのは胸元を露わに睫毛を震わす女教師であった。
畠山は「開店直後のサービスだぜ」と言い、沙耶は「ごめんなさい」と言った。一分も持たずに憧れの女教師の口に射精した紀之に「明日から一日おきで、放課後ここでやるからよ。ひいきにしてくれよ。」
畠山がニヤつきながらそう告げた。
ねっとりと肉茎を這う舌の感触に紀之が呻いた。
「床に寝転びな。」と言う、畠山の指示に従うと沙耶が犬の格好で脚の間に入って来た。釣り鐘状になった乳房が重く揺れる。

抜ける官能小説
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