俺のもとに電話があったのは、夜7時をちょっと過ぎてのことだった。
バイトから戻って食事の支度をしているところに、突然かかってきたのだ。

プルルルルッ プルルルルッ カチャ

「もしもし西園寺ですが。」
(かーくん・・・。)
「母さん・・・。どうしたの?」
(私、もうだめ・・・。あの人とは、もうやってゆけない。)
「ちょっとまって。何があったの?。」
(喧嘩しちゃった。もうだめよ。いくらあなたが取り繕ってくれても、あの人は離婚届けにサインしちゃったんだもの・・・。)
「え?そんな簡単に?」
(もうだめ・・・。ううっ。)
電話の向こうの母は、ついに泣きだしてしまった。
今まで、我慢に我慢を重ねてきたのだろう。
約2時間、電話越しに母は泣き続けた。
その間の俺は、ただ母親を慰める言葉をかけることしかできなかった。
離婚劇にはありがちなストーリー。それは夫婦間のすれ違いだった。
家族のために働き続けた父親。
家族のために尽くし続けた母親。
二人が目指すものは同じはずだったのに、辿った道のりは微妙にズレが生じて行った。
そして出来た溝は、修復不可能なまでになっていた。
二人の絆である俺ですら、埋めることができなかった深い溝。
その溝は、俺と母にとって新しい人生を送るためのきっかけになった。

翌日俺は、父の勤め先へ電話をした。
父も、母とはもうやっては行けないことを言った。
だが、俺は簡単に引き下がるわけにはいかず、離婚を一年まってほしいと懇願した。
その間、母と父にはよく考えてもらって、その上でだめだった場合には、母にサインしてもらうのが狙いだった。
父も俺の気持ちを汲み取ってくれ、潔く了承してくれた。
とりあえずは、離婚を一年先に延ばすことはできた。
これから、両親をどううまく取り持っていくかだった。
俺に何ができるんだろう。

■♀■
息子に迷惑かけまいと思っていても、いざ不安に駆られると息子に頼ってしまう。
私はまた、少しの荷物を抱えて、息子の住むアパートに来ていた。
ここ一年、何かあるたびに私は、息子のもとへ逃げ込んでいた。
こんな頼りない母親でごめんなさい。一巳・・・。
ここでの私の仕事は、普段と変わり無く息子の帰りを待つ母親そのもので、夫から息子に相手がかわっただけ。
夫とは違って、不安にかられることなく、どことなく息子の帰りがまちどおしく感じる。
まるで、新婚生活みたいに・・・。
掃除・洗濯・買い物をこなし、少しではあるけど時間をもてあますことがある。
そんなときは、息子のことを考えたり、それでも持余すときは携帯電話でネットを楽しんでいた。
もっぱら料理サイトや芸能サイトで、時間を潰すことはできた。

ある日、私は出会い系サイトを見つけた。
出会い系と言っても、犯罪を臭わせるところではなく、ただ掲示板にプロフィールを書き込んで、話し相手を探すシステムになっている。
気に入った相手が見つかると、専用メールで相手に意思を伝えることができる。
私は、興味本位でそのサイトに登録した。

ハンドルネーム :すみれ
年齢      :35歳
性別      :女
職業      :専業主婦
コメント    :何でもお話できる息子のような相手をさがしてます。気軽にメールください。

こともあろうに、コメントに息子のような相手をさがしていますと書き込んで、少し後悔した。
こんなおばさん相手に、若い子なんて相手にしてくれないと思う。
しかも、なんで若い子を求めてしまったのか自分でも解らず、同年代とか年上でもよかったはずなのに。
きっと、自分自身の精神年齢がまだ若いとおもってるに違いないと思う。
登録した初日、5件メールが来た。下は18歳から上は28歳まで。
初めの一週間は、それとなく話は続いたけど、歳の差はモロに影響し、ギャップが埋めれず全員縁切れでメールはこなくなった。
まぁしょうがないかと納得していたところ、別の相手から1件メールが届いた。

ハンドルネーム:かーくん
年齢       :18歳
性別       :男
職業       :大学生
コメント     :アネゴ・アニキタイプの友達さがしてます。
*こんにちは、はじめまして。コメント読みました。息子みたいになれるかどうか解らないけど、俺は貴女をアネゴとして話してみたいです。よろしかったら返事ください。

こんな内容だった。
私はドキドキした。
だって、プロフィール見るとまるで息子と同じじゃないの!。
私はそれだけで、即返事をしてしまった。
彼とは長く続いた。
最初に比べては、長く続いていることに、時々不安を感じてしまう。
彼に親近感を持ってしまったために、すぐに縁を切られたらどうしようか・・・。
毎日プロフィールを更新していても、彼からのメール以降、別の人からくることはない。
だから私を不安にさせる。

彼とは、歳の差を感じさせないほど、みごとに話が合った。
趣味こそ違えど、私の悩みとか相談にのってくれたし、彼の相談も私が的確に応えられてあげれた。
これほど、他人同士で疎通できたのは初めてのことだった。
夫ですら、できなかった意思疎通・・・。
ふと、息子の事を思うと、息子とは意思疎通できたのか疑問だった。

私の悩みは、もっぱら離婚のことと、これからの息子との生活。
息子にもいずれ愛する女性ができ、結婚もするだろうし子供もできる。
はたしてうまくやっていけるのか、現に息子に頼ってる私が、子離れできるのだろうか・・・。
そんな私に、彼はまるで息子からの意見のように、何をしたら息子が喜ぶか、敬愛されるか正確に意見をくれた。

■♂■
俺の母と、同じ世代の女性すみれさん。
俺はアネゴとしてとメールに綴ったが、本当は母親みたいに感じていた。
あのプロフィールを見て、一瞬だが母と思ったからだ。
母が、あんな出会い系のサイトを見るはずないし、軽いところもない。
俺にとっては、息子を頼るほど名前のような可憐で儚げな母なのだから。
すみれという名前にしたって、同名もあろうし、年齢だって日本中に同じ人はたくさんいる。
だから、母ではないだろうし、その確立は計り知れないほど低い。

俺と彼女は、一日二回メール交換する。昼と夜だ。
昼はちょっとした雑談。
夜は一日の出来事を報告しあったり、何かあるとお互い相談に乗ったりしていた。
それが3ヶ月も続いた。
その期間が、俺を変えた。
会うことはないだろうと割り切って選んだ相手。
互いに素性をしらないからこそ、腹を割ってできた話。
それを繰り返すうちに、俺は彼女のことを知りたくなった。
今以上に、母親と同じ女性のことが知りたくなった。
だが、互いの素性を言わないことが、あのサイトの原則だった。
尚更知りたい。会って、彼女と話がしたい。しかし、ルールを守らなければならない。
犯罪を誘発させないためのルール。
それを守ってきたからこそ、彼女とは健全に話しができたのだから・・・。

ルールを守るという俺と、彼女を知りたいという俺は、互いにぶつかり合い、毎日それを繰り返しストレスとなって蓄積された。
そして、それは普段の生活で、態度に表れるようになった。
仮のプロフィールの彼女を、母にだぶらせてしまった。
すみれという名前。同じ歳の35。専業主婦。
もし、身近に似たような環境があれば、だれだって錯覚するのではないだろうか。
それが、俺は母親だった。
日ごと、彼女が母親とだぶっていき、いつも俺の世話をしている母が、彼女のように思えてきた。
そしてある日、俺は彼女に『母親みたいだね』とメールに書いて送ってしまった。
送った後、俺は少し後悔した。
俺の中では、彼女はアネゴなのだ。母親ではない。
ひょっとして、マザコンに間違われたんじゃないかと、メールが返ってくるまでドキドキした。

返ってきたメールには『私の事、お母さんって読んでいいよ』と書かれていた。
そうだった、彼女のプロフィールは息子のような相手をさがしていたんだ。
だから、俺を息子みたいな相手として見てるから心配することはなかった。
それからは、俺は彼女のことを母さんと呼ぶようになった。
それがきっかけでは無いと思うが、メールの内容もちょっとづつ濃いものになってきた。
たわいもない話だったのが、お互いの恋愛感だとか、時には際どいセックスの話をするまでになった。
そのことが、俺は彼女に対してより親近感を沸かせた。

■♀■
彼とメール交換はじめて4ヶ月ぐらいたったろうか。
最初の不安はどこかへ行ってしまい、今ではエッチな話をするまで仲良くなった。
自然と彼に親近感が沸き、こともあろうに彼と、息子をだぶらせていった。
私は普段から息子の事を「かーくん」と呼んでいた。
同じ歳で、同じ学生。
メール相手の彼が息子のようで、息子がその彼のようで・・・。
私は、毎朝息子を見るたびに、まるで恋愛をしているときのようなドキドキ感を味わった。
彼を息子にダブらせて、毎日彼を世話しているように錯覚して・・・。

ある日の夜、私はいつものように晩御飯のあとかたづけ済ませると洗濯をはじめた。
籠から息子の洋服や下着をとりだし、洗濯機に入れる。
いつもなれてるはずなのに、この日に限って私は、息子の下着にちょっとしたエッチな感情をもった。
パンツの前、そう、おちんちんのあるところがカリカリに固まっていた。
そういえば、以前彼が話してくれた『精液がこびりついた跡』を思い出した。
息子が射精した・・・。
よくよく考えて見れば、息子はもう18歳なんだし、体は大人の仲間入りしててもおかしくはないはず。
それに、性に興味持ってて普通なんだろうし、女性に対して恋愛感情もっててもおかしくはない。
そう考えると、ちょっと息子に興味が出てきた。
これは母親として、大人として息子を導いてあげなければと、一人興奮してしまう。
私は試しに、パンツのカリカリを嗅いでみた。
かすかに臭う程度で、男の臭いはなかった。

洗濯が済むと、次は私の自由時間。
日課の、彼にメールを送る。
一日のできごとに、息子のカリカリパンツのことを書いてみた。
すると、即効で返ってきた。

toすみれfromかーくん
*息子さん、夕方ぐらいに射精したんだよ。多分、オナニーかなにかしたんじゃないかな。
男の生理だからご心配なくw。

息子が・・・。かーくんが、オナニーをした・・・。
私はショックだった。
何がショックかと言うと、息子が射精したことにだった。
もう大人なんだから、オナニーして射精してもおかしくはない。
でも、何を対象にしたのか気になった。
エッチな本か、またはアダルトビデオか・・・。
私はすぐに、メールに男のオナニー対象のことを書いて彼に送った。
またすぐに返事が返ってきた。

toすみれfromかーくん
*エロ本かアダルトビデオだろうと思うけど、俺の場合はどっちかっていうと、妄想ですること多いなー。俺、年上の女性でするし・・・。

ここから私は、興味本位にオナニーのことで、メールをもらっては返すことを繰り返した。

toかーくんfromすみれ
*ちなみにかーくんは、誰を妄想のなかで?

toすみれfromかーくん
*えーっと・・・。いつも綺麗な年上の女性をとっかえてたけど・・・。ぶっちゃけて言うと、最近はすみれさんで・・・。怒らないで!。m(_ _)m

返信されてきたメールに、私は驚いた。
驚いたというよりは、ドキドキしたのが正解かもしれない。
息子のような彼が、私をオナニーの対象としてることに、久しぶりに女としての興奮にめざめてしまった。

toかーくんfromすみれ
*大丈夫。エッチぃけど、男として健全な証拠。で、ひょっとして私を思い浮かべて、お母さん~なーんて言いながらしてたりして?

toすみれfromかーくん
*(゜△゜;)ドキッ ( ̄ー ̄)σ正解!
 俺、こんな形だけどすみれさんと出会って、マジ母親のように思えてきたんだよ。んで、そばにいる母親に意識しちゃってね。母さんにバレたらマズイかもw。

toかーくんfromすみれ
*いけないなぁ。それ近親相姦じゃない。

toすみれfromかーくん
*すみれさんも息子さんいたんだよね。あのプロフィールからすると・・・。やっぱり意識してるのかなー。ちょっと気になりだしたり。

私は、彼のメールに思考が飛んだ。

■♂■
今夜のすみれさんは、積極的にメールを返してきた。
驚いたことに、エロイ内容でもりあがってしまっている。
決して嫌いじゃないけど、まだセックス経験の無い俺にとっては、エロイ話は刺激的だった。
その上、俺の性癖を書いてしまたほど、メールにのめり込んだ俺自身に驚きを隠せない。
しばらくメールを、もらって返してを繰り返していて、突然すみれさんからのメールが止まった。
まずい事を書いたかもしれない。
30分ぐらい間が空いただろうか、やっとのことメールが返ってきた。

toかーくんfromすみれ
*ヽ(`д´)ノ 変な事書くから、息子のこと気になりだしたじゃないの!。

toすみれfromかーくん
*ごめん。m(_ _)m 俺もちょっと、母親のこと気になりだした。もう寝るね。今日の俺、どうかしてた。
本当にごめんなさい。

俺の返信を最後に、今夜はもう、彼女からメールはこなかった。
本当に、彼女に対して失礼なことを書いてしまったと思う。
俺は小時間反省してベッドに入った。

なかなか寝付けない夜になった。
頭の中では、彼女の事でいっぱいになった。
今頃、彼女は何をしているのだろう。
息子さんと話をしているのだろうか。
または、もう寝てしまったのだろうか。
考えているちに、彼女から母へと思考は代わって行った。
そうだ、母さんはもう寝たのかな・・・。
母の事が気になりだし、余計に眠れなくなってしまった。
時計は午後11時すぎを指していた。
しばらく、何も考えないよう眠ることに努力した。
心を落ち着かせ、無心になろうとする。
しかし、無心になろうとすればするほど、それに反して頭の中は母のことでいっぱいになっていた。

正直言って、俺はメールフレンドのすみれさんでオナニーしているわけだが、妄想の中のビジュアルは、母そのものだった。
会った事も無い彼女を、どう想像したらいいのか解らない。
それに、近くにはすみれと言う名の母親がいて、しかも同じ歳なのだ。
自然と母親が対象になってもおかしくは無いと、自分を弁護する。
なにより想像するだけで勃起してしまうことに、興奮が止まらなくなる。
そして俺は、いつものようにパジャマのズボンをパンツといっしょにズリ下げて、勃起したペニスを握った。
「母さん・・・。」と言いながら・・・。

■♀■
彼から詫びのメールが来た。
私は返すことなく携帯電話のスイッチを切った。
そう、メールで彼が書いたように、今の私は息子を意識していた。
ドキドキしながら意識している。
普通の母親なら、ありえないことと思う。
とりあえず私は、お風呂をやめて寝室に入った。
ドキドキしたまま風呂に入って、湯あたりでもしたら息子に迷惑かけてしまうから・・・。
私の寝室は、息子の隣にある。
壁一枚で仕切られていて、息を潜めて壁に耳を当てれば、息子の部屋から音がかろうじて拾える。

私はパジャマに着替えると、壁に耳を充てた。
隣の息子が気になる。
精神を耳に集中して、壁越しの音を必死に拾おうとした。
日が明けた午前0時。
かすかに、息子の部屋から声がしてきた。
(・・・さん。)
(母さん・・・。)
「私を呼んでる?」
そして・・・。
(はぁ・・・。はぁ・・・。母さん。)
荒い息づかいで、息子は私を呼んでいたことを理解した。
そして私は、咄嗟に息子が私でオナニーしている事を悟った。
「やだ、この子ったら私で・・・。」

ドキドキしている心に、そんなオナニーの対象にされていることを突きつけられては、母親の私とて我慢できることなく、勝手に手が胸に陰部に触れてしまう。
私の姿は、淫らになっていった。
息子のオナニーを聞きながら、自分の感じるところをまさぐりオナニーをしている。
なんて破廉恥な母親なんだろうと思いながらも、手は止まらない。
壁越しの息づかいはやがて大きくなり、そして「うあっ」と嗚咽に似た声がするとピタリと止まった。
私は、息子が射精したと思った。

頭の中で、息子が射精するシーンが映し出された。
たまらい・・・。
もうたまらない。
私は、息子に聞かれないようシーツを咥えて、必死に自分の陰部をいじりたおした。
左手は乳房を揉みしだき、右手は指を膣のなかに入れ、そう、まるで息子のペニスを入れているように想像し、激しく出し入れを繰り返す。
徐々に昇りつめ、妄想の中の息子は私の膣内で射精すると、私は久しぶりのアクメに達した。
放心状態になり、咥えてたシーツはヨダレで濡れた。
そして、私の陰部もお漏らししたように濡れていた。
しばらく余韻に耽った。
久しぶりの快感。
最後に、夫としたのはいつだったか忘れるぐらい、久しぶりの快楽。
息子でイッてしまった淫らな母親。
私は背徳感を味わいながら眠りについた。
身も心も、満足したのだと思う。

翌朝、私は何事もなかったように、いつものように朝を迎えた。
朝食をつくり、息子を起こし。
学校へ送り出す。
慌しく部屋の掃除をすませ、買い物に出かける。
いつもと代わらない私の一日。

一人昼食を済ませ、彼にメールを送る。

toかーくんfromすみれ
*昨夜はへんなこと書いちゃってごめんね。

toすみれfromかーくん
*俺こそごめん。調子こいて書いちゃって・・・。でも俺・・・。

toかーくんfromすみれ
*どうしたの?。何かあったの?。

toすみれfromかーくん
*俺、もう我慢できない。すみれさんに会いたい。会って、俺の全てを見てほしい。

私は、突然のことで返事に困った。
いずれは、会いたいと言ってくることは解っていた。でも、こんなに早く言ってくるとは思ってもみなかった。
でも、私も同じ気持ちになっていた。
昨夜、息子でオナニーしてしまったことに背徳感を味わった。そしてそれは、罪悪感でもあった。
息子ではダメ。
でも、息子と錯覚する彼ならという気持ちだった。

toかーくんfromすみれ
*いいよ。会ってもいいよ。私も、あなたと会ってみたいと思う。

私も彼も、サイトの約束事項を破ることになった。

toすみれfromかーくん
*俺、名古屋の大学に通ってるんだ。すみれさんは何処にすんでるの?。

toかーくんfromすみれ
*偶然ね。私は名古屋郊外に住んでるんだけど、大体の地理は解るよ。

toすみれfromかーくん
*マジ?。ほんと偶然だよ!。だったら、JR名古屋駅横にあるM鉄百貨店しってるよね?。その前に大きなマネキンあるから、そこで待ち合わせしようよ。

toかーくんfromすみれ
*うん知ってる。行ったことあるから。

toすみれfromかーくん
*それで、いつ会えるかな。今日はすぐに会えるよ。もう講義終わったし。

私は焦っても仕方ないのに、何故か彼にすぐ会いたいという衝動に駆られてしまった。

toかーくんfromすみれ
*私もすぐに出れるよ。でも、一時間ぐらいかかるかな。それと、今日は息子帰りが早いと思うから、7時までには帰らないとだめ。

toすみれfromかーくん
*わかったよ。ちょっとでもすみれさんに会えるなら、俺充分だから。一時間後、さっきの場所で待ってるね。目印は、スポーツバッグの上に座ってNスポーツ読んでるから声かけてみて。

toかーくんfromすみれ
*わかった。私は、黒のスーツ着ていくから。そうねぇ。髪型はポニーテールしてく。

toすみれfromかーくん
*OK。まってるよ。

私は、慌てて身支度をした。
ショウケースの奥から黒のスーツを取り出し、下着もそれに合わせて黒にした。
化粧はナチュラルにして、アクセサリーはやめた。
早く彼に会いたいという気持ちが、私を急かし立てた。
それと同時に、初めてデートをした時のことを思い出し、まるで少女のように胸をときめかしてしまった。
あのドキドキ感が、私を浮かれさせてしまっていた。

■♂■
俺は待ち合わせの場所で、30分前についた。
途中駅のホームで買った新聞を広げた。
いつもは読まない新聞。
この時だけは、記事を一つ一つ丁寧に読んだ。
彼女、すみれさんが来るまでの時間潰しなのだ。
なにげに時計を見ると、午後1時55分。
予定では、あと五分で出会うことになる。
俺は余裕をもって、改めて身だしなみを整えた。
髪型、服装、口臭。
全てOK。そして、ズボンのポケットにはエチケットのコンドーム。
そう、俺は今日、初めて会う大人の女性を抱くつもりでいた。
そして、童貞を武器にこれから大人の付き合いを続けていくつもりだった。
彼女には不倫をさせてしまうが、いずれ離婚すると言っていたから、それも時間が解決してくれるはず。
電車のなかでは、彼女をどうやって口説くか考えた。
降りてから待ち合わせの場所まで、どんな会話をするか、ネタも考えた。
初めは、喫茶店で会話を楽しみながら軽くお茶して、次は場所を金山に移して街中を歩きながら、すみれさんを口説く。
そして、口説き落とせたらそのままホテルへ。
ホテルでは、童貞を告白して彼女のリードで初体験。
もし、もし口説けなかったら・・・。
とりあえず、潔く引こう。
そして、あのサイトから脱退して、まじめに彼女でも探そう。
俺は自分にそう言い聞かせて、すみれさんが来るのを待った。

午後2時10分。
俺とすみれさんは、約束どおり出会った。
そして、それはお互いを驚かすには最高のシュチエーションだった。
俺の目の前に現れた女性。
ハンドルネームすみれは、その名前ズバリ、母のすみれだった。
そして、母は相手のハンドルネームかーくんが、息子の俺である事を知って、顔を強張らせた。
「母さん・・・。」
「かーくん・・・。」
そう、俺と母は、お互い同じサイトで素性を隠して出会い、そしてお互いの悩みを相談し分かち合い、会う約束までして・・・。
期待を膨らませ、現実に出会った。
母親とその息子が、お互いを求めるように出会った。
そして、お互いに求めていたものは、その場で崩れてしまった。
それは、実の母親に、実の息子に求めてはいけないことだったために。

■♀■
私のときめきは、息子によって壊された。
とはいえ、息子を責めるわけにはいかない。
なぜなら、私は不倫をしていたのだから。
そう、いままで自分のしてきたことに気づかなかった。
なんて愚かな女で、羞恥心のない母親なことだろうか。
私は自責の念に駆られ落ち込んだ。
自分の部屋に閉じこもって、小さくうずくまって泣きたいぐらい、息子に対して恥ずかしかった。
でも、私はそれをせず、テーブルを挟んで息子の前にいた。
息子も同じなのか、私に視線を合わせず、黙ったままでいた。
おそらく、どちらかが先に言葉を発しても、同じ結果になると思う。
感情むき出して、お互い胸の内を全て吐き出すかもしれない。
私は、その後のことが心配だった。
息子を、深く傷つけたかもしれない。
もう、ここにはいられないかもしれない。
でも、私にはいくところがない。帰るところがない。
私にはもう、肉親と呼べるのは息子しかいないのだから・・・。

しばらく無言が続いていたが、息子が焦れたのか話はじめた。
「俺、すごくショックだったよ。あのハンドルネームで、はじめは疑ったけど、まさかとは思った。これって、本当に偶然なんだよね?。」
「偶然よ。私だって、相手があなたと解ったなら、すぐにやめてた。」
「なんで・・・。なんであのサイトで出会いを求めたの?。父さんに捨てられたから?。
新しい恋をしたかったから?。でも変だよね?。プロフィールのコメント。息子のような相手を探してたんだよね。」
「誤解しないで、決してあなたを裏切るようなことじゃないの。ただ、あなたに迷惑かけてて、これ以上あなたの荷物になりたくなかった。でも、私を支えてくれる人がほしかったの。」
息子は今にも泣きだしそうな顔で言った。
「それは、俺が母さんを苦しめてるってこと?。俺は、必要ないってこと?。」
「違う!違うの!。私は・・・。そう、初めは軽いノリで、遊びのつもりだった。夫に捨てられ、あなたに負担をかけたくなかった。ただ、その中で満たされぬ心を癒してくれる男がいてくれれば・・・。そう、たとえばあなたの様な・・・。かーくんの様な男性がいてくれればよかった。」

解っていた、私が何を言っても言い訳がましいことは・・・。
でも、言わずにはいられなかった。

「かーくんはどうなの?。出会い系サイトに登録してまで、彼女がほしかったの?。しかも、挙句は母親みたいな女性を求めたよね。」
「最初は、年上でもせいぜい2・3歳が離れてれば、それほど問題ないと思ってた。サイトに登録しても、誰からもメールこなかったから淋しかったんだ。そんなとき、母さんが登録したんだよ。母さんと同じ名前。同じ歳。俺は、ひょっとしたらこの人なら、うまくやっていけるんじゃないかと思ったんだ。だからメールを送った。俺は、全てを包んでくれる暖かい愛があればいいと思ってる。それだけでいい・・・。そう、母親という立場の女性をいつしか求めていた。」

私は、この子を苦しめていた。
大人の勝手で、離婚するだのしないだの。
この子の気持ちも考えず、勝手に離婚を進め、勝手にこの子のもとに転がり込んで、当たり前のように母親面をしていた。
私がこの子を苦しめていたいたんだ。
高校生の時、進路を決めるにしてもこの子は地方の大学への進学を選んだ。
それは、私と夫に気を使って、二人だけの時間を作るためだった。
離婚という言葉が出た時も、もう反対をした。
この子は、家族を壊したくなかったんだ。
だから・・・。
だからあのとき、離婚を一年先送りさせたんだ。
私は何も理解していなかった。
この子の気持ちを・・・。

■♂■
「母さん、ごめん。」
「いいの。私が悪かった。」

気まずい・・・。実に気まずい。
俺にはもう、母への言葉が見つからない。
何を言えばいいのか・・・。

「かーくん。いつかメールで、童貞だって言ってたよね。」
「うん。」
「もし、私達お互い他人だったら・・・。」
「そのつもりだった。でも、無理にはしないよ。」
「・・・。私ね、ひょっとしたら抱かれてたかもしれない。かーくんって子が、ステキな男の子だったら・・・。ヤラシイ女だよね。私・・・。」
「そんなの、母さんの勝手じゃないか・・・。」
「だよね・・・。」

話は続かず、また静かな時間がながれた。
俺も母も、言葉が続かない。
俺は解ってる。
母は、俺を傷つけないよう言葉を選んでいることを・・・。
俺だって、母を傷つけたくない。
言葉を選ぶのに必死なんだ。
部屋の中は静まりかえり、空気の重さが俺と母を押し潰そうとする。
この状況を打開するには、何か言うしかない。
そうだ、俺には言うことがある。
決して母親に言ってはいけないこと。

俺は意を決して、母に言った。
「俺は、メールで付き合ってきたすみれさんが好きだ。」
「えっ?。」
「俺は、すみれさんに会いたいから、あんなメールを送った!。あんな気持ち・・・。それを恋というなら、俺はすみれさんに恋をした!。」
「かーくん・・・。」

母は、俺をじっと見詰めた。
そして、母も意を決したのか、瞳を潤ませながら言った。
「私もかーくんに会いたかった。会って、同じ時間を共有したかった。あんな気持ちになったのは、ひさしぶりで、気持ちを高ぶらせる自分自身がいた。それが恋というなら、私はかーくんに恋していた。」
「母さん・・・。」
「今は名前で呼んで・・・。それなら私、素直になれる・・・。」
「すみれさん・・・。」
「かーくん。」
俺と母は見つめあい、自然にお互いの唇を求めキスをした。
今、俺はかーくんで、母はすみれだ。
あのサイトで出会った18歳の男と、35歳の女になっていた。

母は俺の手を取り、自分の寝室へ俺を導いた。
極たまに入ったことのある母の寝室。
空気は甘く香り漂い、俺に纏わり付いて高揚する気持ちを落ち着かせた。
俺と母は裸になり、抱き合ってベッドに横たわった。
豊かな胸に顔をうずめ、母の香りをかいだ。
寝室の空気と同じ甘い香りだった。
俺と母はまったりとした時間を過ごした。
母は思い出したように、俺を出産した時とか赤ん坊の時のことを話してくれた。
話してるときの母の表情は、母親そのもので、俺の頭や頬を優しくなでてくれた。
毎日が驚きの連続で、とにかく世話のかかる子供だったと言った。
そんな俺が、母と変わらぬ背丈になり、成長したことに母親の喜びを改めて感じたことに、母は涙ぐみながら喜んでいた。
俺は、そんな母が愛しく可愛らしく感じキスをした。
俺の母親なのに、お腹を痛め、ここまで育ててくれた掛替えの無い母親なのに。

あまりにも長くキスしたため、母は「はじめようか」と言った。
俺は顔を母の胸に戻し、二つの豊かな乳房を揉んだ。

「あっ。」

母は小声で悶咽を漏らし、「今日はかーくんの童貞卒業記念日。私にあなたの全て頂戴。」
と言って俺を強く抱きしめた。
俺もそれに応えるべく、母を強く抱きしめた。
緊張のせいで縮んでいた俺のペニスは、母に童貞を捧げるというシュチェーションに興奮し、力強く勃起した。
俺は、赤ん坊のように母の乳首を舐めたり吸ったりしながら房を揉み、ほどよく母が高揚すると、今度は陰部を貪った。
母の愛液は止めどおりなく溢れ、俺に感じてくれていることに感動をおぼえた。
「すみれさん、感じてくれてるんだね。うれしいよ。」
「うん。かーくんに愛されて、私のここは感じてるの。今度は私の番。かーくんも感じて・・・。」
母の手が、俺のペニスを握り、こすりはじめた。
「うあっ。すみれさん・・・。」
「感じて・・・。もっと感じて・・・。」
母はそういいながら体を下にずらして、可愛らしい唇で俺のペニスにキスをした。
「かーくんのおちんちんは、私のもの・・・。」
はじめ、舌先で丹念に舐め上げ、今度はキャンデーを頬張るように咥えた。
母は、いやらしい音をたてながら、一生懸命吸い続けた。
時折優しく歯を立てたり、口の中で舌を絡めたりした。
「だめだよ・・・。そんなにしたら・・・。」
「我慢できないのね。」
母は、ペニスから口を離して微笑んだ。
俺から離れると仰向けになって寝て、両足を大きく開いた。

「さぁ、おいで。私のここへいらっしゃい。」
母はそう言って、陰部を指で開いて催促した。
ついに、母の中に・・・。
俺は、はやる気持ちを押さえながら、母に覆いかぶさった。
そして、硬くなったペニスを陰部にあてがった。
母はペニスにそっと手を添え、膣口に導いてくれた。
「ここよ。ここに入れて・・・。」
俺は、ペニスをゆっくり挿入した。
「あっ、ああっ。かーくんがはいってくるぅ。」
「すごい・・・。すみれさんの中、すごくあったかいよ。」
「いいよ。かーくんのしたいようにして・・・。」
「うん、わかってる」といって、俺ははじめから激しく腰を動かした。
母は応えるように激しくよがり、あまりにも気持ちの良さに俺はすぐに射精しそうになった。だけど俺は我慢をした。
俺だけ先にイッては、母に対して失礼だからだ。

「ああっ。いいのよ我慢しなくても・・・。」
「今は、かーくんの熱い想いを私にぶつけて・・・。」
「あっ、ありがとうすみれさん・・・。」
俺は遠慮なく、射精に向かって母を突きまくった。
母の膣は俺のペニスにきつく絡み付き、そして絞り上げるように締め上げた。
俺はとうとう我慢できずに、母の中に気持ちを込めておもいっきり射精をした。
「うっ、うあああっ。出る! すみれさん出るよ!」
「熱い!。かーくんの熱いのが入ってる!」

射精は、今までの俺の想いを全て吐き出すように続いた。
母への、すみれへの想い。
俺は体中の力が抜けて、母の上にうなだれた。
それでも、射精は続いていた。
俺自身、異常に感じるぐらい・・・。
「俺・・・。いけないことしちゃったね。」
「いいのよ。私だって、同じ気持ちだったもの・・・。今はこうして、あなたを感じていたい。」
俺と母は、繋がったまま抱き合った。
そして、なえかけていた俺のペニスは再び硬さをとりもどした。
「あはっ。かーくん、また硬くなった。」
「うん。」
「ねぇ。今からは、母親として愛して・・・。」
「母さん?。」
「あなたの従順な女になってみせるから・・・。」

俺は、母の言葉に男としての武りを覚えた。
そうだ、俺が母を守って行けばいい。
母を女として愛していけばいい。

「母さん。俺の女になってくれ。父さんなんか忘れて、俺だけを見てくれ!。」
「はい。」
母は頬を赤く染め、ニッコリと微笑みながら返事した。
「私でよければ・・・。」

■♀■
あれから一年、私は夫と離婚し息子と二人で暮らしている。
息子の女として、母親として・・・。
後悔はしない。
出会いサイトも二人で脱退した。
世界で、最高の男と女に出会ったのだから・・・。
「ああっ。いいっ。もっと突いて、かーくんのおちんちんでもっと突いて!。」

私はこれから、息子にふさわしい女になるよう努力していく。
「ううっ。亀頭が子宮の中にはいってくるぅーっ。」

息子のペニスは日毎立派になり、今では膣だけには収まらず、子宮の中にまで入ってくる。
そして、私の中にいっぱいの愛情を注ぎ込んでくれる。
息子が望めば、私は何人でも子供を産む。
私と、かーくんの子供を・・・。
「すみれ、出すぞ!いっぱい注いでやるからな!」
「きて、精液いっぱい注ぎ込んでぇーっ!」

今夜も私と息子は、獣のようにセックスに耽る。
息子は私の支配者だから。そして、私は息子の支配者だから・・・。
「うおおおおっ!」

ドクッ ドクッ ドクッ・・・息子の猛々しい叫びとともに、新しい希望が私の中にはいってくる。
息子とあのサイトで出会って一年。
今度は、婦人科病院で、新しい命と出会うでしょう。

抜ける官能小説
inserted by FC2 system