静まり返ったエレベーターの中には、紀子美の号泣する声だけが響き渡っていた。
床の上には黄色い水たまり。
その大きな水たまりの中には、紀子美のスカートからポタポタと雫が滴り落ちていた……。
長かった紀子美の大放尿……。
それは今、ようやく終わりを迎えたところだった……。
紀子美は白い床の上へと広がった大きな黄色い水たまりの直中に立ち、両手で股間を押さえたまま、腰を落として激しく震えていた。
水分の多いフルーツ各種、それにミルクティー2杯とミネラル水五百ミリリットルから作られた大量の小水。
それは全く想像を絶する、凄まじい量のものであった……。
実に驚くべき、長時間に及んだ大放尿……。
乗客たちの中には、これほど長い時間続いた放尿など見たことのある者はいなかった……。
エレベーターの中には強烈な尿臭が充満していた。
それは紀子美の顔からは想像をしかねる、不愉快極まりないムッと来る悪臭だった……。
一人の婦人は紀子美に「終わった?」と尋ね、紀子美は泣きながら頷いた。
すると婦人連れは互いに相方と目で合図し合った後、紀子美の身体に手を添えてやり、彼女を水たまりから外へ出るよう促してやった。
紀子美は相変わらず無様に腰を落としたまま、片手を額に当ててうつむき、全身を震わせながらぎこちなく歩き始めた。彼女の膝には、パンストとパンティーとが下ろされたままの状態であった。
紀子美の足下では、ハイヒールがピチャピチャと水たまりの中で音をたてた。
紀子美のスカートの前側は、今や一面、真っ黄色に色濃く染まってしまっていた。
パニエからはポタポタと雫が滴り落ちている。
おめかしした清楚なお嬢様は、今や何とも哀れな姿に成り果ててしまっていた……。
婦人連れのうちの一人は、紀子美を水たまりから出すと彼女の足下にしゃがみ込み、そして彼女のパンティーに手を触れてみた。
「ああ、これも濡れちゃってるわね……。」
紀子美のパンティーは、やはり尿を吸って汚れてしまっているのだった。
彼女はスカートで股間を押さえていたため、パニエに染み込んだ尿が太ももを伝い、やがて膝上のパンティーをも汚してしまったのである。
婦人は紀子美を見上げ、「脱いじゃいましょうか?」と彼女に言うなり、紀子美が頷くのを待つこともせず、そのパンストとパンティーとを足首へと下ろし始めた。
相方の婦人も紀子美のそばにしゃがみ込み、彼女のハイヒールに手を当てて言った。
「足上げてくれる?」
紀子美は泣きながら片足を浮かせ、婦人にハイヒールを片足ずつ脱がせてもらい始めた。
「男の人たち、見ないであげて……!」
パンティーを下ろしている婦人は、男性たちの方を見て言った。
男性たちは一応すごすごと窓の外へと身体を向けて行った。しかし、彼らはすぐにまた、顔だけ振り向いて紀子美の姿を見てしまうのだった。
彼らが振り向いて見た時、紀子美は両足からハイヒールを脱がされて、そして片足ずつパンストとパンティーとを抜かれて行くところだった。形良い足首から丸まった下着が抜き取られて行く様は、男性たちの目に一種エロティックに映って見えた。
今や「ナマ脚」となってしまった紀子美のふくらはぎ。
その上で広がっている、あの2段になったスカートの中身は、もはやノーパンの状態なのだった……。
男性たちの視線は、紀子美の下半身を、嫌らしい感じで上下ジロジロと舐め回していた……。
「さあ、これでいいわ……。」
婦人連れの一人は、紀子美からパンティーとパンストとを脱がし終えてしまうと、それらを手に持ってエレベーターの隅に行き、そしてその場所に、小さく丸めて置いた。
もう一人の婦人は、紀子美の素足にもう一度ハイヒールを履かせてやり始めていた。
「本当に、可哀相だったわねえ……。」
婦人は紀子美にハイヒールを履かせながら、しきりに彼女を哀れんだ。
エレベーターの隅に下着を置いた婦人は、男性たちの立っている向こうのところまで、自分のバッグを取りに行った。
「皆さん、可哀相だから見ないであげてちょうだい?ね……?」
彼女はバッグを取り上げる際、男性たちが顔だけ振り向いているのを見て、そう頼んだ。彼らはバツの悪い顔をして、一旦はまた紀子美から目を逸らしてやっていた。

抜ける官能小説
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